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アナログゲームとは、参加者がコミュニケーションを取りながら、チームまたは個人で勝利をつかむゲームです。
もちろん、チームワークが大切ですし、相手(敵)をよく知ることも大切になります。
勝利にこだわることも大切ですが、ちょっとした時間や楽しみのなかでのゲームはお互いの親睦を深めたり、相手の本性を知ったりするのに効果的です。
特に、きっかけとなるお題があれば、その人の本音が見え隠れするので、人となりを知ることができます。
そんな、お題ゲームを楽しみながら、人を見抜くコツをお伝えします。
1. お題ゲームとは?
お題ゲームとは、その名の通り、お題を使うゲームになります。
お題を共有して、その答えを導き出したり、お互いにお題に対する答えを共有したりします。
そんな、お題ゲームの中から、ワードウルフ(ワード人狼)、お題人狼、エスパーを紹介します。
ワードウルフ(ワード人狼)
ゲームマスターが2つのお題を用意して、全員がどちらかのお題を見せられる。
見せられたお題は、少数派と多数派に分かれ、誰がどのお題を見せられたかはわからない。
お題について議論をして、少数派を当てたら多数派の勝ち、当てられなかったら少数派の勝ち
>> ワードウルフ(ワード人狼)とは?
>> お題は下ネタではありません!!ワードウルフ(ワード人狼)のゲームマスターの楽しみ方
ゲームマスターがお題を提示しますが、お題についてどういう価値観や感情を持っているか、ということがわかります。
お題の選び方によっては、かなりその人となりが分かります。
お題人狼
お題を使った人狼ゲームです。
お題に対し、村人のカードを引いた人は正直な回答をして、人狼のカードを引いた人はウソの回答をします。
議論の中でだれがウソをついているかを当てるゲームです。
お題に対して、正直か、ウソか。
それを見極めるために、質問したり、より深い部分を聞いたりします。
こちらも、正直であれウソであれ、その人のことがよくわかります。
テレパシー
お題に対して、全員が一つの回答を思い浮かべます。
その回答を一斉に提示して、2人だけが一致する回答をした人たちが勝利です。
*1人だけや3人以上ではだめです。
人数が多い場合は、紙やボードに書いて一斉に出すのがいいです。
単純に、自分と一致する答えを言う人とは仲が深まる気がします。
同じものを好きだったり、同じ考え方をしていたり。
お題に対して、正直に答える必要はありませんが、だいたいは正直に答えますし、それが二人だけなら、特別なつながりを感じるものです。
また、お絵かきゲームもお題や特定のものを描写するので、お題ゲームとして最適です。
お絵かきゲーム
-
絵スチャー
一人が絵を描いて、他の人がその絵が何かを回答して当てるというゲームです。 -
絵しりとり
決まったカテゴリーに対して、それに沿ったしりとりの絵を描きます。 -
考えるヒトコマ
集まったみんなで一緒に、テーマにそったおもしろい4コマ漫画を作ります。 -
記憶力絵心クイズ
自分の記憶だけを頼りに、お題の絵を描きます。
お絵かきゲームは、紙やホワイトボードなどを必要としますが、みんなでわいわいとパーティの企画などでやったりすると楽しいです。
また、絵を描くというのは、その人のイメージが具体化されるので、言葉以上に感じるもの、伝わるものがあるかと思います。
このように、お題ゲームでは、お題が一つの指標となり、きっかけとなるため、話がスムーズに展開します。
そのうえで、お題に対する考え方は、通常は正直に答えるため、その人となりを知ることができます。
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2. 自己紹介・自己開示
お題ゲームは、お題をきっかけとした自己紹介につながります。
通常は、趣味や特技、その他の情報を交換しますが、お題という一つのきっかけに対して話をするため、通常は聞きにくいこともゲームとして楽しみながら知ることができます。
例えば、恋愛に関するお題を提示することで、その人の恋愛観を知ることができます。
お題:「初恋の思い出は?」、「初めてのデートの場所は?」など。
ただ、本当に繊細な部分をお題にすると、ゲーム以前に心を閉ざして、当たり障りのない答えになってしまいますので、注意が必要です。
ライトなお題から、徐々に深いお題にしていくといいでしょう。
また、相手のことを聞くだけでは、話は進みません。
自分の答えも積極的に自己開示して行きましょう。
そのお題に対して、自信がある・ないに関わらず、正直に答えることで、相手も正直に自分の答えを開示してくれるようになります。
場が膠着したときこそ、自分の回答を積極的に話していきましょう。
そのとき、答えは一般的な答えではなく、あなたの意見・主観を答えたほうが、相手と共感をえられるかと思います。
3. この人どんな人?
答えの内容から、もちろんゲームに勝つための情報を探っていきますが、その上で、その人がどんな人か、考えてみましょう。
好みやこだわりが見えてきたり、会話の癖や相性の良さもわかりそうです。
お題に対しての話のなかで、いろいろな人格が見えてきます。
- ひたすら自分の回答について話す人
- 自分の事をあまり話さず一般的な話に終止する人
- 勝ち負けにこだわって相手の顔色をうかがっている人
- 話をよく聞いて理解をしようと努めている人
- 相手を受け入れて共感を示す人
- 相手を否定して自分の意見を通そうとする人
- etc…
もちろん、ゲームなので勝ち負けはありますが、せっかくなので参加している人をよーく観察してみましょう。
短時間のゲームでも、いろいろなことがわかるはずです。
ここでの感覚は、意外とこの先ずっと続く、より詳細な”第一印象”になるかもしれません。
≫ 第一印象で決まる?…「第一印象」の法則を知り意識すべき4つのポイント
また、ゲームというちょっといつもと違う場所だからこそ、いろいろと試してみるのもいいかもしれません。
≫ 気になる人を振り向かせるのに役に立つ?!アナログゲームの心理テクニック
自分を開示し、相手をよく知る。
孫氏の兵法にある通り、
彼を知り己を知れば百戦殆うからず
で、自分と相手をまずはよく知りましょう。
4. いざとなったときの対応は?
ゲームの中ではいざとなったとき、どういう判断をするのか、どういう行動をするのか、よくわかります。
例えば、ゲームで負けそうになった時、負けた時の反応などで人の器が分かったりします。
ゲームに負けた時の反応として・・・
- 「もうやめたー」とすぐに諦める
- 「ルールがおかしい」など、ケチをつける
- 負けを認めず、なんども(自分が勝つまで)やる
- 負けを誰かのせいにする
- 騒ぐ、喚く、泣く
- etc…
という人もいますが、逆に、
- 素直に負けを認める
- 勝った人を賞賛する
- 負けた責任を自分が負おうとする
- 敗因をきちんと整理して、次のゲームに活かす
- etc…
というように、その人の器が知れますね。
また、議論をするときにも、自分が勝つために他を犠牲にしたり、出し抜いたりする人もいれば、チームとして勝ちに導く人もいます。
勝ち負けがあるからこそ、切羽詰まった状況が生まれやすく、そのときにこそ、その人の本性(器)が現れます。
そんな時に、冷静に人を観察すれば、その人が信頼できる人か、いざという時に頼りになる人かわかるはずです。
逆に、頼りなさや、悪い部分も見えてしまいますね。
5. まとめ
お題を使ったゲームにより、お題が一つのきっかけ・話題になり、話が進みます。
そこに勝ち負けが加わるため、さらに、その人となりがはっきりくっきり現れることでしょう。
ゲームを通して、短時間でより深いコミュニケーションがとれます。
そして、その人の事をよく知ったり、器が知れたりします。
逆に、自分の事が相手によく伝わるため、隠している自分をさらけ出してしまうかもしれません。
しかし、人と付き合っていくうちに、いずれさらけ出すのであれば、短期間でもさらけ出せることは得策かもしれません。
表面だけじゃないコミュニケーションができるので、軽いきっかけ(合コンやパーティなど)でも活用してみることをオススメします。
ゲームサロンでは、こういったアナログゲームを楽しむ場所を用意しています。
毎月イベントを開催し、ゲーム好きな方だけではなく、様々な人と交わる機会を提供しています。
ぜひぜひ、ご参加ください。
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